死の四重奏とは4つの生活習慣病のこと




日本でもテレビなどで取り上げられる事が多いことから「生活習慣病」という言葉が定着してきました。「生活習慣病」という言葉は、以前「成人病」と言われていたことはご存知の方も多いはずです。

「生活習慣病」をザックリと、どんな病気かと言えば、体の負担になるような生活習慣を続けることによって、引き起こされる病気の総称です。以前は、成人がかかりやすかった病気ですが、食生活や生活習慣の変化により、病気の低年齢化が進み、現在では子供でも「生活習慣病」になるケースもあるのです。生活習慣病は、初期段階では自覚症状が出にくいものもあり、気がつかずに放っておくと、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こし、死につながることもあります。



死の四重奏とは

生活習慣病の中でも、特に「肥満」「高血圧」「高脂血」「糖尿病」は「死の四重奏」と呼ばれています。

何故、「死の四重奏」と呼ばれるのか?

それは、上記のような病気が互いに合併しやすく、合併する事で加速度的に動脈硬化や心筋梗塞などを引き起こしかねないからです。「死の四重奏」という言葉はもともとアメリカの医師・カプラン氏により、1989年に提言され、弦楽四重奏をもじったもと言われています。

カプラン医師はこれらの4つの生活習慣病が、心筋梗塞や脳梗塞など、動脈硬化による病気の進行を著しく高めるものであることを報告しました。

メタボリックシンドロームに関連する言葉です

「死の四重奏」と呼ばれる「肥満」「糖尿病」「高脂血症」「高血圧」という4つのメジャー級の生活習慣病は、これらが重なって引き起こされる事で、メタボリックの危険な状態を表しています。

メタボリックの状態、つまり内臓脂肪型肥満については外見からも判断しやすく、見た目で判断しやすいのですが、「糖尿病」「高脂血症」「高血圧」については自覚症状が出にくく、症状が進行してから気がつくケースが多いと言われています。

こんな生活習慣が危険を招く!

1 仕事が忙しく、外食が多くなってしまう
2 朝食を抜くことが多い
3 夜・遅い食事。夜食をとることが多い
4 ジュースや甘いものをよく口にする
5 1日1時間以上、歩かない。自分でも運動不足だと思っている
6 ストレスが多い
7 飲酒。毎日、日本酒2合以上(ビールなら大ビン1本以上)飲んでいる
8 喫煙