生活習慣病による死亡リスク




生活習慣病とは、生活習慣が発症原因に深く関与していると考えられている疾患の総称です。

厚生労働省では、食生活や運動習慣、休養や喫煙、飲酒などの生活習慣が、病気の発症や進行に関与している疾患を生活習慣病の定義としています。

世界各国でも生活習慣病の概念は用いられており、スウェーデンにおける32年の追跡調査により生活習慣病による全死亡リスクは次のように発表されました。

1 喫煙 : 1.92倍
2 糖尿病 : 1.64倍
3 高血圧 : 1.55倍
4 メタボリック症候群 : 1.36倍
5 高コレステロール血症 : 1.10倍
 

上記のように、喫煙が最大の死亡リスクとなるというデータから、生活習慣病対策は禁煙を最優先とするべきとの医療界からの意見もあります。

生活習慣病とは、食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群のことです。食生活は 癌の発生原因の30%に関わっていると言われています。

上記のデータはスウェーデンにおける32年の追跡調査によるものですが、日本では、食生活が欧米化してしまったことも生活習慣病増加の一因と指摘されています。

2003年に、アメリカとカナダの栄養士会は合同で、牛乳や卵も摂取しない完全な菜食においても栄養が摂取でき、また菜食者はがん、2型糖尿病、肥満、高血圧、心臓病といった主要な死因に関わるような生活習慣病のリスクが減り、認知症のリスクも減ると報告しています。