生活習慣病の発症原因




生活習慣病とは、生活習慣が発症原因に深く関与していると考えられている疾患の総称です。厚生労働省では、食生活や運動習慣、休養や喫煙、飲酒などの生活習慣が、病気の発症や進行に関与しているとしています。生活習慣病の発症原因に遺伝が占める割合は少ないと言われています。

下記は、生活習慣病の発症原因をまとめたものです。

不規則な食生活

一日の多くの時間を仕事中心にしてしまう事は現代人では避けられない事ですが、食事の時間や睡眠時間が不規則となってしまうこと、朝食を抜いてしまうこと、残業で夕食をとる時間がまちまちであること、夜遅くまでお酒を飲むなど、生活習慣に乱れが生じます。このような不規則な生活を長年続けると、生活習慣病を引き起こす原因となります。

喫煙・飲酒

喫煙、飲酒は、生活習慣病の最大の原因となります。お酒に関しては、適量であればストレス解消、精神的なリラックスといった効果があると言われていますが、適量を越えると消化器系のがんや、糖尿病、高脂血症、高血圧、痛風といった生活習慣病の原因となります。喫煙は癌の発生や動脈硬化の原因になるほか、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の最大原因と言われています。

運動習慣・運動不足

現代人の運動する機会は減ってきています。運動不足は肥満の原因となる事はよく知られていますが、運動不足はもー、血圧、血糖値、コレステロール値、中性脂肪値などに変化を及ぼし、多くの生活習慣病の原因となります。また、運動不足はストレスも増幅し、がんの危険因子でもあります。