更年期と言われる40代、50代になると、血液中のコレステロールも増加し、動脈硬化が起こしやすくなっています。また、働き盛りですからストレスも多く、肥満になりやすい傾向がありますから高血圧になる人が目立ってきます。
この高血圧の発病や悪化に塩分のとりすぎが強く影響しています。塩分の多い食事として、魚介類や肉類の加工食品、インスタントやレトルト食品、さらに外食があげられます。
塩分を取り過ぎないように食事は家庭で作りましょう。
塩ジャケ1切れにはほぼ5グラム
あじの干物には1枚には2.5グラム
ロースハム2枚には1.1グラムの塩分が含まれています。
インスタントラーメンにも1袋で6.4グラムの塩分が含まれています。
外食で寿司はヘルシーなイメージもありますが、すし飯1人前に3~5グラムの塩分が含まれています。日本人が好きな外食の中で、そば、うどん、ラーメンといった麺類のつゆ、天丼、カツ丼などにもかなりの塩分が含まれています。
減塩は、ご自身でバランスを考えながら家庭で調理することが一番良い方法です。
女性はアルコールの影響を受けやすい
少量のアルコールには、ストレスの解消や血液中に善玉コレストロールを増やし、動脈硬化を予防する働きもあります。
言うまでもありませんが、飲み過ぎると、肥満、高血圧、肝障害の原因となります。
女性はホルモンの影響でアルコール代謝機能が男性よりも低いため、アルコールの影響を受けやすくなっています。
男性と同じようにお酒を飲んでいると、肝障害も早く現れ、症状が悪化しやすいといわれています。
更年期の女性が、ストレス解消のためにお酒を飲み続けていると、いわゆる「キッチンドリンカー」、
アルコール依存から抜け出せなくなってしまいます。
睡眠薬代わりに飲酒を続けているケースも依存症になる危険があり注意が必要です。