英語の勉強に「暗示語」を使って集中しようとする場合、ポイントとなにるのは「そうなろうとしないこと」です。
たとえば自律訓練法では、腕を重くしようとか、手のひらを温かくしようとか、意識的にそうしようとするとうまくいきません。
ただ頭に言葉を浮かべ、ただ繰り返します。
その受動性が暗示の成功率を高めます。
注意や集中には、能動的なものと受動的なものがあります。
一生懸命に集中するのではなく、受け入れるように集中するのが受動的で、このときの脳活動は前頭葉が活性化します。
ゲームなどでも慣れてくると、前頭葉の活動が高まってきます。
集中力を考えるときには、この能動的注意と、受動的な注意のバランスが大切です。
とくに受動的な注意が大切です。
これを働かせるには、全体を受け入れる感じ、リラックスした感じが必要になります。
脳に英語の勉強をハメる レッスン17
机の上に手を出して下さい。そして、両手ともこぶしを作ってぐっとにぎり、どんどん力を入れます。5秒後に脱力して下さい。
この感覚を忘れないで下さい。このスッと力が抜ける感じが、受動的な注意を高めるためのキーになります。