脳科学を応用し「暗示語」を使って集中する




「暗示語」を使って集中しようとする場合、ポイントとなにるのは「そうなろうとしないこと」です。

たとえば自律訓練法では、腕を重くしようとか、手のひらを温かくしようとか、意識的にそうしようとするとうまくいきません。

ただ頭に言葉を浮かべ、ただ繰り返します。

その受動性が暗示の成功率を高めます。

注意や集中には、能動的なものと受動的なものがあります。

一生懸命に集中するのではなく、受け入れるように集中するのが受動的で、このときの脳活動は前頭葉が活性化します。

ゲームなどでも慣れてくると、前頭葉の活動が高まってきます。

集中力を考えるときには、この能動的注意と、受動的な注意のバランスが大切です。

とくに受動的な注意が大切です。

これを働かせるには、全体を受け入れる感じ、リラックスした感じが必要になります。



脳をハメる レッスン

机の上に手を出して下さい。そして、両手ともこぶしを作ってぐっとにぎり、どんどん力を入れます。5秒後に脱力して下さい。

この感覚を忘れないで下さい。このスッと力が抜ける感じが、受動的な注意を高めるためのキーになります。