「三日坊主」はしかたがない。脳科学を応用して成功させよう




「なぜ、勉強が続かないんだろう・・・」

「なぜ、勉強しても三日坊主ばかりなんだろう・・・」

「勉強にもっと集中できればいいのに・・・」

そう思っている方は多いと思います。

集中しようと思えば集中できて、いつまでも続く。

そうだったらどんなにいいだろうと私は思います。

しかし、人間はもともと三日坊主です。

時間生物学者の方々によれば、人には生理学的な周期があるそうです。

たとえば、週の周期では、月曜日はそれほどテンションが高くなく、徐々に週末に向けてテンションが高まり、金曜日がピーク。

土日は、ガンガン遊ぶ人はさらにピークが続くが、たいていの人はテンションが落ちていく。

というものですが、職種や労働時間のシフトなど個人の生活リズムで週の周期に違いが生じるでしょう。このように週内のリズムがあり、それを支えるホルモンの変化もあります。

頑張ろうと思う気持ちにもリズムがあります。

曜日によって気合が入りやすいことがある一方で、やり始めようと思ったときがピークで徐々にそれは低下していきます。ヤル気に関係するドーパミンの分泌も初日は高く、徐々に低下していきます。

私達は同じことを繰り返すことに慣れてきます。

これは、馴化などとも呼びますが、たとえば冷たい水に手を突っ込む場合、回が重なるにつれて冷たさを感じなくなるのと同じです。

脳関連物質の血中分泌で見ると、その分泌が落ちていくことが分かっています。

たとえば、ドーパミンの分泌が初回は高くても、回が重なるにつれて分泌量も低くなってしまいます。

その点からも人は三日坊主になります。

「よしやるぞ」と問題集をスタートさせても、三日目もしくは三回目には、どうやっても初回の「ヤル気」はうせてしまう訳です。

「人は三日坊主」ヤル気や集中力の維持を考える上では、これが基本です。