肝臓の検査をしっかり行い肝機能数値を読み取る




下記の設問の中で、ご自分に当てはまる項目、正しいと思う項目を確認し、その数を合計して下さい。



肝臓病に対する認識度チェック

□ 1年に一回以上は定期的に健康診断を受けている
□ 健康診断で数値に異常が出たときは病院で再検査している
□ 肝機能検査は血液検査が主体だ
□ これまで肝炎ウイルスの検査を受けたことがある
□ 精密検査で腹部超音波検査(エコー)やCTスキャンなどを受けたことがある
□ 脂肪肝でも肝臓の数値が悪化する
□ AST(GOT)やALT(GPT)の基準値を知っている
□ γ-GTPが高くなるのはアルコールが原因だ
□ 日本では慢性の肝臓病の8割近くはウイルスが原因だ
□ 肝ガンの多くはウイルス性肝炎から肝硬変を経て発病する

判定

あてはまる数が3つ以下

このままでは肝障害がさらに進む危険があります。これ以上悪化させないように生活習慣の改善に真剣に取り組んで下さい。

あてはまる数が4~7

平均点ですが、油断は禁物です。肝障害を改善するために、また他の生活習慣病の予防のためにも定期健診を必ず受けましょう。

あてはまる数が8以上

肝機能の検査や肝臓病についての知識は合格点です。このまま定期的に検査を受け、肝機能の回復に努めましょう。

γ-GTPは飲酒以外でも上がります

γ-GTPは、向精神薬、抗てんかん薬、睡眠薬などの一部の薬剤や胆汁うっ滞、薬物性肝障害、脂肪肝などが原因でも上昇します。


γ-GTPがアルコールやある種の薬によって誘導されて血液中に増えるという現象は、肝機能障害と関係なく、単独で起こることもあります。この場合、肝細胞が壊されていませんので、ASTやALTの値は上昇しません。また、γ-GTPは肝臓の他に、腎臓や膵臓などにも含まれています。そのため、これらの臓器に問題が起こったときにも血液中に漏れ出し、血液検査で数値が高くなります。

肝臓の数値はどのぐらいで下がるのか?

肝臓は、脂肪肝になっていなければ、2日間くらい休ませると機能を回復するといわれます。 よくお酒を飲む人でも、週に2日はアルコールを飲まない「休肝日」をつくることが大切です。

肝障害がない場合、1回だけアルコールにさらされただけでも、血中のガンマ-GTTP濃度が上昇することがあります。アルコールの影響は遅れて現れますが(すなわち、遅発性アルコール離脱症候群)、アルコール中毒そのものが、激しい不安、振戦、振戦慄、けいれんなど、中枢神経系に深刻な変化を引き起こします。

これに続いて運動制御も失われることがあります。(γ-GTTP、またはより強力なα-GTPがこのような作用を引き起こすメカニズムはよく分かっていませんが、GABA、グルタミン酸、グリシン受容体との相互作用を示す証拠があります。

アルコールの作用はグルタミン酸放出の増加によって媒介される可能性があり、それによってGABA放出も増加する可能性があります。さらに、γ-GTTPの脳内レベルの上昇は、ニューロン(特にGABAに十分に反応しないニューロン)および神経伝達物質の放出に直接的な影響を及ぼす可能性があります。

βアミロイド 慢性的な炎症反応による疾患過程の有毒な残骸であるアミロイド斑は、多くのアルコール依存症患者の脳に見られます。アミロイド斑は、ADの脳病変の主成分であるβ-アミロイドタンパク質で構成され、さらに毒性が強く、永続的な認知障害を引き起こす可能性のあるタウタンパク質も含んでいます。

アミロイド斑はアルコール依存症患者の脳における特徴的な病理所見でありますが、しばしば斑は現れません。

お酒を飲むなら肴にはたんぱく質やビタミンが豊富なものを選ぶとよいでしょう。

豆腐料理、卵料理、枝豆、野菜スティック、野菜の煮物などです。

肝臓の数値を下げるには、飲酒量を減らす。 禁煙する。 規則正しい休息をとる。 果物や野菜の多い食事をする。 アルコールを控える。 サイアザイド系利尿薬やナイアシンなどの肝臓病治療薬を服用する。 肝毒性の薬を長期間服用しない。 肝臓病の薬を飲んでいる場合は、飲む量を減らす。 処方された薬は医師の指示に従って服用する。