交渉事で「無理に持ち上げる」のは逆効果

ビジネスにおいての交渉事で素直な姿勢ということで言えば、取ってつけたような「お世辞」はやめた方がよいです。お世辞も「あなたに興味があります」という意思表示の一つではありますが、大して褒められたくないことを褒められると、

逆に「わざとらしい奴だ」と、相手から気持ちを遠ざけられる結果になります。

「わざとらしい」というのは、「いかにも戦術的な入り方だな」とか、「誰にでも同じような褒め方をしているな。他に言うことはないのか」と相手から思われるほどに、交渉事で不自然な入り方をすることになります。



TPOを間違ったお世辞から入るような人は、相手から評価されない。

相手が何度も会ったことのある親しい人なら、あるいは交渉の場以外でもお近づきになりたいような魅力的な人なら嬉しいと思うこともあるでしょうが、普通は「わざとらしい」お世辞は不信感を抱かれます。

つまり、TPOを間違ったお世辞から交渉に入るような人は、相手に評価されません。

「この人、あまりできる人じゃないな」と思われ、つけ入る余地を与えてしまう結果になります。