「過激自己PR」は特に気を付ける先手必勝の戦術

ビジネスの交渉事において、過激な自己PRを避けるのも、交渉の入り方での大きなポイントです。

自己PRが過ぎると、相手の嫌悪感さえ呼び起こしてしまいます。

よくある例が、名刺です。

初対面の場合、お互いの名刺を交換しますが、ときどき非常に凝った派手な名刺を差し出す人がいます。インパクトがある名刺で記憶にとどめてもらうためとか、それなりに考えた結果でしょうし、会社の方針でそうしている場合もあるでしょう。

しかし、残念ながら受け取ったほうは、渡してきた相手に自己顕示欲を感じてしまうでしょう。



他人の名前を出してまで自己PRする必要はない。

過激な自己PRの例として、

「私は首相の〇〇さんと同窓でして」とか、

「私の友人が巨人軍の〇〇監督をよく知ってまして」などと、

こちらが知ってそうな有名人とのどうでもいい関係を自慢げに口にする人がいます。

これも嫌われるパターンです。聞いている方は「だから何?」ちと言いたくなってしまう。

他人の名前を出してまで自己PRする必要はありません。

自分の話題は、タイミングさえ間違わなければ、ある程度は自己紹介として悪くはありません。

度が過ぎると嫌味になります。

「私が、私が」と何度も自己PRを繰り返すと、相手に過度な警戒心を持たせます。

「この人はの言うことはオーバーかもしれない」と、信用できない気持ちをわかせてしまいます。

交渉や議論の入り口では、余計なことで自己PRしない。

むしろ控えめな入り方で、相手に自分を受け入れてもらうことに気を使うべきです。