優秀な冒険家ほど、
なぜ人一倍「細心」なのか・・・
どんなに無謀に見える冒険も、その成功の陰には万全の備えがあるものです。
テレビなどで絶壁をよじ登っていく冒険家の姿を見ると、冒険と呼ぶにはあまりにも危険すぎるように思えますが、あれは適当に足場を探りながら登っているわけではないそうです。
目次
無謀と冒険はまったく別のもの綿密に計画を練る人になれ!
じつは、登山する前に登頂ルートをすべて写真に撮り、足をかけるのはここ、手をかけるのはここと、
あらかじめ決めておくのだそうです。それも第一候補のほかにサブを用意し、さらに天候の急変に備えて退避場所まで綿密に計算し、そのうえで登りはじめるそうです。
だから冒険家は「無謀」と「冒険」はまったく別のものと言います。
仕事ができる人も同じです。
仕事ができる人は、冒険家が絶壁をよじ登っていくように、地味ながらも用意周到、かつ綿密に計画を練って成功しています。このタイプの人は一見、地味で「小心者」に見えるかもしれませんが、普段から用意周到なだけに、ビッグプロジェクトを安心して任される人です。
入社1年目に「優秀さ」はいらない。
それより大事なのは…
要はやるのか・やらないのかの差
上司が催促しなければやらない人がいる一方で、1回依頼したら、絶対に忘れずにやってくる人がいます。
こういう人には「じゃあ次はこれをお願いします」などと、次の依頼がきます。そうこうしているうちに、どんどん新しい仕事がきて、早いスキルアップが実現してしまいます。
そして、気がつくと、「仕事の速い新人」「仕事ができる新人」などと評価され、ますます仕事を任され、社内の仕事のできる人を紹介してもらったり、おもしろそうなプロジェクトに参加できたりと、仕事の幅も広がっていきます。
同じスタート地点にいたはずなのに、気づけば大きな差がついてしまうのです。
スタートは同じ「これをやっておいてね」の上司のひと言だったかもしれませんが、1ヵ月、3ヵ月、半年と経つにつれ、「ちゃんとやる人」「言われればやる人」「言われないとやらない人」「言われてもやらない人」との差は大きくなるばかり。
「社会人は最初の1年で決まる」と言いますが、きっかけは「やるか・やらないか」の差だけかもしれません。
だから、とにかく最初に目指すべきは、上手にやるではなく、「とにかく頼まれたことは、どんなことでも全部やる」ことです。
上司に催促されてしまったとしても、「ここまでやりました」としっかり報告できて、「いつぐらいまでにできます」と見通しも伝えて、最終的にやりきることができれば問題ありません。大事なのは、「どんなことも」やりきるということです。
ときには、「時間があるときでいいから……」と、本当にささいなお願いごとを受けることもあると思います。
フロア内にある文房具のストック量を教えてとか、××のニュースに関する新聞記事を集めてくれだとか、急ぎではない雑務の数々。
こうしたものについても、しっかりやること。もちろん優先順位をつけながら進めていく必要があると思いますが、頼まれたことはすべて把握し、ひとつずつやりきることが重要です。
もしかしたら、上司は誰に何を頼んだのか忘れていることもあるかもしれません。そういうときこそチャンスです。あなたのほうから「できました」と報告するのです。仕事が速い人はレスポンスが速い。反応の良い新入社員は、それだけで「積極的だ」「優秀だ」とプラスの評価につながるかもしれません。
さらに、「昨日おっしゃっていた◯◯の件ですが、昨年1年間のデータを調べてみましたら××でした。もうさかのぼって、2年、3年分調べてみたほうがよいでしょうか」などと、先手を打ったら、「さらに上をいく提案のできる人」とか「自分から積極的に仕事に取り組んでいる人」と思われることも。
こうした「小さな功績」の積み重ねが、1年後のあなたの経験値となり、スキルとなり、周囲からの評価になっていくのです。
https://diamond.jp/articles/-/161813?page=2
無駄な時間を省く!会社経営者は「コミュニケーションコスト」を知ることで差が出る
コミュニケーションにも「コスト」がかかっています。会社経営にはさまざまなコストがかかりますが、実は「コミュニケーションコスト」への意識が希薄な経営者は少ないようです。たとえば、「社員への指示出し」など、コミュニケーションがしっかり取れていないと無駄な時間がかかり、その時間はコストにつながります。今回は、そんなコミュニケーションコストの概要、およびコストを下げるポイントを解説します。
コミュニケーションコストとは ?
コミュニケーションコストとは、組織内のコミュニケーションに関して発生するコストのことです。例えば、営業部署の部長と新入社員では、それぞれの知識や考え方、役割などが異なってきます。そのため、売り上げ目標に対するコミット力や、営業部署がかかげる目標の捉え方に差が出てきてしまうのです。
仮に、「顧客満足度の向上」が営業部のミッションだったとします。この背景として、競合他社が増えてきて商品の質や売り込みだけでは差別化できないため、営業マンが顧客に対して「いかに満足度の高い営業ができたか」が差別化ポイントになるとします。
今までの会社の方針や競合他社の情報を知っている部長は、「顧客満足度を上げる」というミッションの重要性が分かると思います。一方、業界の知識も営業経験も浅い新入社員は、「顧客満足度を上げる」というミッションをあまり分からずに仕事をしているかもしれません。
とは言え、本当の意味を理解しないまま仕事をされると、営業部のミッションは達成できず会社にとってマイナスです。そのため、顧客満足度を上げるという本当の意味を伝えるためには、綿密なコミュニケーションが必要で、それには膨大な時間やリソースがかかってきます。その時間やリソースの消費がコストになるというわけです。
https://www.concur.co.jp/newsroom/article/communication-cost
重要な仕事を「任される人」と「任されない人」
重要な仕事を任せられるのは単にスキルが高いからという理由ではありません。相手が取りやすい位置・速さ・角度などを計算し、相手目線で受け取りやすいボールを投げるキャッチボールの工夫がうまい人が選ばれているのです。そのキーワードは相手目線の安心感。これがある人こそが真の仕事ができる優秀な人なのです。ちょっとした安心感の仕掛けで「この人に仕事を任せたい」と思われてください。その小さな印象の違いが、あなたのキャリアを輝かせてくれます。ぜひキャッチボールの工夫を仕掛け、あなたの人生を変えてみませんか?
https://next.rikunabi.com/journal/20180312_m1/
信頼して仕事を任せてもらうには実力より報告が大事という話
たくさんの人をマネジメントしていると、放っておいても細かく報告してくる人と、全然報告をしてこない人がいます。
細かくレポーティングを求められるのは鬱陶しくもあり、信頼して任せられていないんじゃないかと思うかもしれません。
たしかに細かく上司から確認を受ける人は、信頼をされていないのかもしれません。ただし、それはその人の能力を信頼していないというわけではないのです。
(まともな)マネージャーは、部下の仕事の成果にも責任を負う必要があり、その責任を全うできるように状況をきちんと把握しておかなければなりません。逆に言うと、責任を全うするのに必要な情報以外はとくに必要としていません。
マネージャーが部下に細かい報告を求めるとき、それは「自分が責任を取るにあたって必要となる重要な情報ががちゃんと上がってこないかもしれない」と不安だからです。それゆえに、本来別に知らなくていいことまで自分で把握し、自分で判断する必要があるのです。
これはマネージャーからするとけっこうつらい状況です。マネージャーはさらにその上司から報告を求められるかもしれず、そのときに「部下に任せているから知らない」と言ったのでは説明責任を果たせず、信頼を失いかねません。そのために自分から必要な情報を取りにいくわけですが、これは手間もかかるし確認される方もする方もストレスなので、いいことがありません。
一方で、信頼して任せられている部下は、重要な判断を求められる情報は確実に報告してきてくれます。これはつまり、マネージャーの立場からすると、必要な情報は自分から拾いに行く必要がないということで、非常にマネジメントコストが下がるしハッピーな状態です。
そして報告の要否について、担当者の能力は実はあんまり関係ありません。大事なのは「必要があればすぐにでもちゃんと相談・報告してくれる」という信頼なのです。
「部下を信頼しているから知らない」というのはマネージャーの単なる職務放棄です。”細かいことは知らない”とかいうマネージャーは、たいてい重要なことも知らないです。また、「仕事を任されているからホウレンソウは不要」と考えるのも間違いです。信頼して任されているからこそ、その信頼に対して説明責任で答える必要があるのです。
https://note.com/taroserikawa/n/nb63739fb8864