誰よりも早く出社する人

サラリーマンの出勤時間といえば、朝8:30の会社が多いはずです。

だから、朝8:30に間に合うように出社すればいい。

当たり前のことです。

もちろん、早朝出社したいという人は、そうすればよい。

肝心なのは、なんのために朝一番で出社するのか、ということです。



目次

誰よりも早く出社する人が良いのか? 一日単位ではなく時間単位で仕事をする。

朝早く出社する人のなかで、早朝は社内も静かで仕事の能率が上がるというならそれもいいでしょう。

あるいは、みんなが出社してくる前に片付けたい仕事があるとか、午前中に行われる会議のための資料を用意するということかもしれません。

いずれにせよ、早朝に出社するだけの理由があるはずです。

用事もないのに、誰よりも早く出社し、誰よりも遅く退社することを誇りにしているとしたら、それは無駄な努力というもので、無駄な努力をする人が、仕事のできる人のはずがありません。

始業時間・終業時間が決まっているのなら、それに合わせて仕事をするべきです。

ただ、朝一番で出社する社員は、たしかに「会社に貢献しています」といったイメージはあります。

それは、否定しません。

朝一番で出社する社員は、始業時間ぎりぎりで駆け込んでくる社員よりは、はるかに評価できますが、それだけのことです。

会社にとって必要な社員は、いかに早く出社するかではなく、いかにいい仕事をしてくれるか、なのです。

この本質をはきちがえるような人は、どんなに努力して、誰よりも早く出社したとしても、仕事ができる人には絶対になれません。

いま勤務形態は、通信ネットワークの発達により、通勤から在宅勤務へ大きく変わろうとしています。

また、フレックスタイムの導入で、早く出社することをもって、会社に貢献しているかのようなパフォーマンスは、次第に通用しなくなります。

これからは、本業勝負の時代であり、いかに有効に時間を使うかで、仕事ができるかどうかが決まるでしょう。

なぜなら、一日24時間という「時間」が全社員共通である以上、時間当たりの生産性が勝負になってくるからです。

仕事ができる人の習慣

私が接していた役員や部長といった、出世している人は仕事のできる人たちばかりでした。それは私の会社に限らず多くの会社でも変わらないと思います。

彼らを観察していると、共通点が多いことに驚かされます。仕事している人であれば、下記のような悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

●仕事ができる人ってどうしてあんなにもできるんだろう
●何で成果が出るような仕事が回ってこないんだ
●どのようにしたら仕事ができて評価されるんだろう
●どうすれば幸せなビジネスライフを送られるんだろう

実は筆者自身も上記のような悩みがあり、なかなか思うような結果が出ないのが何年も続きました。その際に悩み悩んで考え付いた結論が、仕事ができる人の真似です。

たまたま筆者の知人に大手企業の役員200人ほどを秘書していた人がいたので、役員=評価されている人・仕事ができる人の特徴を徹底的にヒアリングを行いました。

朝に強い

仕事ができる人は、朝早めに出社する傾向があります。朝早い時間帯は人が少なく、業務に集中できるため、雑務を終わらせるのにぴったりだそうです。また、頭もさえていいアイディアが浮かびやすいのだとか。早寝早起きという健康的な習慣が身についている人が多く、始業時間ギリギリに駆け込むような人はいません。

朝早く出社する代わりに、夕方は早めに退社するなどして、メリハリをつけています。

引用元「役員200人の秘書をしていた人に聞いた!仕事ができる人の習慣・共通項50個 – 不動産売却の教科書

仕事ができる人はやっている!早朝出勤のススメ

「できる人」がやっている早朝出勤

「社長は朝が早いな」と言って下さった業者さんも大工さんも、実は朝が早いです。

そして彼らは、その道のプロとして一流の仕事をして下さいます。

私が普段から愛読している雑誌、日経トップリーダーで「できる経営者」の特集がありましたが、「できる経営者」の1日のスケジュールを見ていると、その方たちも決まって朝が早いのです。

このことからも、一流の良い仕事ができる人は朝が早いんだなと改めて感じます。

早朝出勤の相乗効果 影響し合う関係

また、早朝出勤にかかわらず良い習慣というのは周囲に良い影響をあたえます。

私自身が他者に影響を与える事もあると思いますが、逆に他者に影響を受けることもたくさんあります。

「上に立つ人間が一生懸命しているのだから、私もがんばろう」
「やはり朝早く来てやる事には意味がある」

良い習慣は、相乗効果でどんどん良くなっていきます。

私が早朝出勤に切り替える前から朝早く現場に入り仕事をしていた大工さんは、周囲に良い影響を与えていますし私も良い刺激をもらっています。

良い相乗効果は、自分1人では到達できなかったさらなる高みを目指すことができるんです。

早朝出勤を始めたきっかけ

実は私、もともとは夜型の人間でした。

会社の始業時間に合わせて出社し、仕事が終わり帰宅するのは10時、11時…。

仕事から帰っても子供たちはいつも寝ている為、仕事のある日は家族のコミュニケーションをとることができませんでした。

そんな時、私のメンターから「早朝出勤に切り替えたら?」とアドバイスを頂き、2010年頃から早朝出勤を始めて今に至ります。

早朝出勤で得られた3つのメリット

早朝出勤を始めた当初は「続けられるかな?」と不安だったのですが、早朝出勤のメリットが多く今日まで続けられています。

そんなメリットの中から3つをご紹介します。

早朝出勤で仕事の効率アップ

まず、早朝出勤はメンタル的に非常に気持ちが良いです。

早朝だと電話がかかってくる事もなく、社員が出勤してくる9時まで私1人。

横やりで中断させられることがないため、集中力が非常に高まり仕事がはかどります。

仕事を集中して効率よくこなす事で、その日1日余裕をもって仕事ができるようになります。

時間に余裕が生まれると、気持ちの面でも余裕がでてくるので、非常にメンタルに良いのです。

家族とのコミュニケーション

早朝出勤に切り替えてから、私は18時には仕事を終えて帰宅します。

帰宅後は子どもとお風呂に入ったり、晩ごはんも家族で一緒にとることができるようになりました。

住宅販売会社では異例とも思える18時定時がもたらす家族とのコミュニケーション。

家族とふれあうことで、明日も元気に頑張ろう!という活力に繋がります。

活力は仕事のパフォーマンスにも影響してくるため、私にとって家族とのコミュニケーションはとても大切なものです。

早朝出勤による体調の変化

私は四十肩の兆候が出てきたことなどから、早朝出勤に切り替え帰宅時間が早くなり捻出できた時間に、筋力トレーニングとストレッチの時間をもうけることにしました。

ひどい腰痛に見舞われたときには、腰痛に効くストレッチも取り入れ現在も続けています。

毎日の筋トレとストレッチにより、四十肩がなくなり腰痛もかなり改善されました。

早朝出勤による直接的な効果ではありませんが、ストレッチの時間を捻出できる生活習慣になったということはとても大きなメリットだと思います。

引用元「仕事ができる人はやっている!早朝出勤のススメ | JCCA(日本合理化住宅協会)

フレックスタイム制の導入企業の現状

厚生労働省の「平成29年就労条件総合調査」によると、変形労働時間制を採用している企業は、企業全体でみると、57.5%(平成28年 60.5%、平成27年52.8%、平成26年55.6%)となっており、毎年、多少の増減はあるもののかなりの割合で導入されていることがわかります。

しかしながら、変形労働時間制のうち、フレックスタイム制を採用している企業は、企業全体で見ると5.4%(平成28年 4.6%、平成27年4.3%、平成26年5.3%)となっており、その割合はかなり低いことがわかります。企業規模別では、1,000人以上が23.6%、300人~999人が14.2%、100~299人が6.4%、30人~99人が3.7%となっており、企業規模が小さくなるに従って、顕著に採用率が低くなっていることも読み取れます。

また、フレックスタイム制の導入割合を企業規模別に整理した、内閣府男女共同参画局の「男女共同参画白書平成28年版」の資料によると、300人以下の企業におけるフレックスタイム制の導入割合は、平成4年からは横ばいもしくは微増であると言えますが、1,000人以上の大企業では、平成4年が33.5%であったのに対し、平成27年には21.7%にまで落ち込んでおり、大企業においてもその運用は容易ではないことがわかります。

引用元「フレックスタイム制とは?仕組みやメリット・デメリットまで徹底解説 | BizHint (ビズヒント) – 伸びる会社は知っている

フレックスタイム制が好評なのに廃止へ向かう理由

このようにフレックスタイム制にはメリットがありながらも、実のところデメリットへの注目度が高まってきてしまっているのも事実です。こうしたデメリットを踏まえてフレックスタイム制度を廃止する企業が増えています。

 さて、冒頭でお話ししたように日本政府は成長戦略の一環として多様で柔軟な働き方の実現を掲げており、フレックスタイム制度の普及は重要なテーマです。にもかかわらず制度廃止が増えるのはできれば避けたいもの。

 本来のメリットを享受しながらデメリットを解消するため、拙速な導入は避けて慎重に取り組むべきでしょう。また、導入後に起きている問題を踏まえて、速やかな改善を進めていく柔軟さが、フレックスタイム制を会社に根付かせていくために重要なことではないでしょうか?

あの伊藤忠もフレックスを廃止“ルーズな運用”を防ぐことがカギ

2012年、伊藤忠商事がフレックスタイム制度を廃止したことで大きな注目を集めました。内閣府の調査でも、平成17年には従業員1000人以上の会社では32.5%が導入していたにもかかわらず、10年で21.7%と10ポイント近くも減少しているなど、導入企業の数は毎年減少しつつあります。

 しかし、フレックスタイム制は従業員からみて非常に評価の高い、好評ともいえる制度です。集中力を要するような研究開発部門の社員、また女性社員にとってはこの制度が、自らの成果を上げたり、ワークライフバランスを取るために必須である可能性があるからです。

 フレックスタイム制による問題点は今回挙げたとおりですが、それらについては“ルーズな運用”を改善することで、解決できる部分もあるでしょう。そうした工夫を行うことで、「働きたい」と思われる職場づくりができなければ、これからの時代に優秀な人材を集めることは難しくなっていくのではないでしょうか。

引用元「フレックスタイム制が好評なのに廃止へ向かう理由 | イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司 | ダイヤモンド・オンライン

成功する人に「早朝出勤」が多い理由

早朝出勤はなぜいいのか?

新年度を迎えて心新たに仕事に取り組んでいる人も多いと思います。そこで今回は、未来の経営者を目指す志の高い社員が毎日の会社生活の中で、どのような習慣を持てば良いのかという話をしましょう。

 私はこの連載で繰り返し、経営者には3つの重要な仕事があると言っています。それは(1)会社の方向付け、(2)会社の資源(ヒト・モノ・カネ)の最適配分、(3)人(従業員)を動かすことです。これらの仕事を成し遂げるための力は、一朝一夕で身に付けることはできません。若いうちから訓練を積み、それを習慣化することが大切です。

 その習慣の一つが「朝早く会社へ行く」ことです。始業時間の少なくとも1時間くらい前には出社して夜のうちに届いたメールに返信したり、新聞や本、雑誌を読み、仕事の段取りを考える。

 私のように朝の時間帯に調子がいい人は、電話もかかってきませんから、企画を考えたり、レポートを書くのもいいでしょう。あるいは上司や部下と仕事や経済情勢に関する情報交換などをすることもできます。

 仕事中の打ち合わせとは異なり、朝の落ち着いた雰囲気の中で比較的カジュアルに話せるので、意思の疎通が図りやすくなります。

 そして早朝出勤すると、「上司の覚えめでたい部下」になれるでしょう。役員や部長クラスで力のある人たちは、出社時間が早いだけでなく、朝から全開で仕事をしている人が多いものです。

 そして「この仕事を誰に任せるか」と考えた時に、目の前にいる早朝出社している気心の知れた部下に声をかけるのは自然のなりゆきでしょう。

引用元「成功する人に「早朝出勤」が多い理由 | 小宮一慶の週末経営塾 | ダイヤモンド・オンライン