
昼食の時間は、どのぐらいがいいのか?
これは是非を問うテーマではありません。
昼食の時間を論ずること自体が無意味だからです。
仕事に興が乗ってきたのであれば、昼食の時間も惜しいでしょうし、反対に調子がいま一つであれば、あえて昼食の時間をゆっくり取って気分転換を図るのもいいでしょう。
仕事ができる人は昼食を簡単にすませる人「昼になったから昼食」という発想を持たない
仕事がはかどっている時に、昼食の時間だからという理由だけで仕事を中断すれば、仕事を再開する時に大変なエネルギーを消耗します。これは無駄というものです。
こんな杓子定規な人は仕事ができる訳がありません。
これと同じような考え方として職場のラジオ体操があります。
決まった時間になると職場に音楽が流れて、全社員がそれぞれラジオ体操を始める。
会社としては、ひと息入れることで能率のアップを図るつもりのようですが、
これは「前近代的なベルトコンベアー発想」です。
たしかに、単純作業ならラジオ体操のような休憩もいいかもしれません。
しかし、最近の知的労働の場合はそうはいきません。
休憩は、各人が仕事の進捗状況と疲労度に応じて取るものです。
全社員が同時に休憩を取るという、ある意味強制的な休憩の場合、ちょうど疲れが出始めたという人もいいでしょうが、仕事の調子が出始めた人もいれば、今が最高潮という人もいます。
強制的な休憩は、百害あって一利なしです。
現代は逆です。
昼食の時間どころか、フレックスタイムの導入で出社時間でさえ自由に選択可能です。
パソコンがあれば、出社不要の業務もあります。
こんな時代に、昼食を早くすませて仕事に戻った方がいいとか悪いとか論じるのは、江戸時代のように東海道をカゴで旅するようなものです。
仕事ができる人は、いかにすれば仕事を能率よくこなし、成果を上げることができるか。
この一点で物事を考え、判断し、行動できる人です。