小型乗用車(5ナンバー)のユーザー車検を受ける為に必要な費用をご説明致します。下記で記載されている費用は、検査手数料、自動車重量税、自賠責、リサイクル料金です。
この車検費用はディーラーや車検代行業者に依託した場合でも同じです。車検の費用は自家用、事業用、乗用車、貨物などの自動車の種類や重量などにより変わります。
検査手数料
ユーザー車検(継続検査)を受ける為に車検場で必要な手数料です。検査手数料は、自動車の種別により異なります。自動車の種別は、車検証の「自動車の種別」の欄に記載されています。
5ナンバー(小型乗用車)1,700円
ユーザー車検の場合、継続検査ですから自動車の種別を変更する事は改造しない限りありませんが、自動車の車体の長さが4.7m以下、幅が1.7m以下、高さが2m以下で総排気量が2000cc以下のエンジン(ガソリンエンジンの場合)を積んでいると5ナンバー(小型自動車)の種別となり、これ以上のボディーサイズやエンジンの排気量になると3ナンバー(普通自動車)となります。
自動車重量税
自動車重量税は自動車の車両重量によって決められています。車検時には車検証の有効期限である2年分の前払いが必要です。自動車重量税は、車両重量により下記のようになります。
501Kg 超 ~ 1t 以下 20,000円
1t 超 ~ 1.5t 以下 30,000円
1.5t 超 ~ 2t 以下 40,000円
2t 超 ~ 2.5t 以下 50,000円
自賠責
2013年4月1日に自賠責保険料が改定されましたので、改定後の保険料をご案内しています。
自動車損害賠償責任保険は、一般に自賠責と言われていますが、法律で加入が義務付けられています。自賠責と自動車保険を間違える人が多く、自賠責は車検を受ける際に必ず必要なものです。
自動車保険に入っていない為に車検を受けられないという事はありません。
車検時に必要な自賠責は新たに交付される車検証の有効期限を越える契約期間が必要となります。
継続検査の場合、以前の契約期間が現在の車検証の有効期限を超える契約になっていますので、新たに交付される車検証の有効期限を越える為には、24ヶ月の保険料を支払う事になります。
自賠責保険料は小型・普通自動車の区別や、車両重量にかかわらず、自家用乗用自動車では一律です。軽自動車も40ナンバー、50ナンバーとも一律です。
24ヶ月 自家用乗用自動車 27,840円
自賠責の補償内容は下記の通りです
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リサイクル料金
自動車リサイクル法は、2005年1月よりスタートしました。リサイクル料金は、自動車が廃棄される際に、リサイクル出来ない部分(シュレッダーダスト)の処分費用やエアーバッグ、エアコンに含まれるフロンガスなどの回収に利用されます。このリサイクル料金を支払った際のリサイクル料金等預託証明(リサイクル券)が車検を受ける時に必要になります。2005年1月以前に自動車を購入された場合で、まだリサイクル料金を支払っていない場合は、車検時にこのリサイクル料金が必要となります。このリサイクル料金は、各自動車によって異なってきます。自動車リサイクル法は、2005年1月よりスタートし5年以上経過しており、継続車検にてリサイクル料金を支払っていない方は少ない事からリサイクル料金については当サイトでは記載していません。
小型乗用車(5ナンバー)ユーザー車検費用
上記の車検費用の合計金額です。
501Kg 超 ~ 1t 以下 49,540円
1t 超 ~ 1.5t 以下 59,540円
1.5t 超 ~ 2t 以下 69,540円
2t 超 ~ 2.5t 以下 79,540円
以上がユーザー車検に必要な費用です。
確実に車検に合格する為には、一般の整備工場などで行われている予備検査(予備車検)を受ける事をお勧めします。予備検査とは実際に車検を受ける前にサイドスリップ、スピード、ブレーキ、ライトのテストを受け、不具合のある箇所を調整する事です。
費用は整備工場によって異なりますが、3,000円~5,000円程度のようです。