ユーザー車検でもっとも重要になるのが、この点検・整備です。
車検での合格だけの為ではなく、今後の安全な自動車の運行の為にも、十分な点検・整備を行いましょう。
点検・整備は難しいとお考えの方もいるでしょうが、点検整備記録簿を見ていただくとわかるように、ある程度、自動車についての知識があれば、自分自身で点検できるものがほとんどです。また、普段から自動車を運転していれば、気付く点検項目なども多くあります。
ユーザー車検を受けるには、自動車点検基準に基づき点検・整備を必ず実施してください。自分でできない項目は、最寄りの整備工場に依頼してください。(定期点検整備の時期は検査の前後を問いません)点検整備記録簿に点検・整備の作業内容を記録簿のチェック記号に従って記載してください。整備工場で実施した項目については、その工場で作成してもらってください。
下回りの点検については専用のジャッキやリフトで車を持ち上げないとできません。カーショップなどでオイル交換をしてもらう際に、点検してもいいと思います。
また、マフラーの状態や排気の漏れ、エンジン・トランスミッション・デファレンシャルのオイル漏れなどは、オイル交換時に無料で確認してもらえる場合もあります。
ブレーキパッドの磨耗状態などはタイヤを外せは確認できますが、交換などは分解整備となりますので、必ず整備工場などに依頼をして交換をして下さい。
「テスタ等」でとある項目は専用の設備が必要で、自分で点検する事は難しいので、次の項で説明する予備検査を利用してください。また、「公害発散防止装置」などの点検や、触媒装置の点検も、予備検査時の排ガス検査の結果から総合判定してください。
自分でわからない箇所は自動車の構造に詳しい方や整備士等に必ず相談のうえ、点検・整備を行ってください。